京都にある宇治茶の名産地「童仙房」で明治初期よりお茶を作り続け、1980年からはすべての茶園で無農薬・有機栽培のオーガニック茶を栽培している童仙房茶舗。
有機農業を通じてこれまで信用を積み重ねてきました。
安心して飲み続けられるオーガニック茶の幅広い可能性と、新しいニーズの発見を求めて『Fuseda Tea』が生まれました。
『Fuseda Tea』のお茶は、選りすぐりの茶葉を低温で熟成させた熟成茶です。
熟成茶 Aged Tea
お茶の「熟成」は貯蔵することで非酵素的に良い香りなどを生成させることを目指します。お茶の場合、酵素が既に活動しなくなっても、無酸素状態で保存した場合、まるで発酵のように素晴らしい香りが生まれます。
このように酵素が関与しないけれど有益な反応を起こしたお茶を「熟成茶」と呼びます。
熟成させたお茶は、新茶特有の青臭みや角がなくなり、風味豊かなお茶になります。雑味が取れてすっきりとした飲み口ながらまろやかさも増し、旨みや甘みを一層引き立たせます。
通常、新茶の時期から半年ほど置くだけで「蔵出し茶」「熟成茶」と呼ばれます。
『Fuseda Tea』の熟成茶は適切な保存状態を保ち、およそ二年~三年熟成させました。
時の流れとともに鮮明になったお茶本来の味の奥行きやふくらみを感じていただければ幸いです。
熟成煎茶
日光をたっぷりと浴びせしっかりと光合成を行わせました。
光合成によってお茶の甘み成分であるテアニンが渋みのもととなるカテキンへ変化した煎茶は、ほどよい渋みがあり、爽やかで清々しい味わいが特徴です。
また、健康への効果も期待されるカテキンには、抗酸化作用、抗菌や抗ウイルス成分があると言われています。
『Fuseda Tea』の熟成煎茶は、上質な茶葉を熟成させ、甘味、旨味、苦味、渋味のバランスのとれたお茶に仕上げました。
旨みと深いコク、程よい苦みがふくよかに広がります。
熟成ほうじ茶
新芽の茎を主体に熟成させ、遠赤外線で焙煎し、こうばしい香りとともに甘味と旨味を引き立たせました。
奥行きのある、甘くこうばしい優美な香り、優しい飲口とまろやかなコク、そしてほのかな甘味と少し煎茶香の残るさわやかな後口をお楽しみください。
熟成紅茶
農薬・化学肥料を使わず育てた茶葉を摘み、萎凋・発酵させ独自の製法でできた紅茶を熟成させました。上品な口当たりと香りを持つ「おくみどり」という品種茶葉を主体に仕上げました。
熟成させることによって、茶葉から香り立つ自然のままの芳醇な香りと、旨味・甘味を引き出しました。
渋味は少なく、すっきりした飲み口と柔らかくまろやかな口当たりです。